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津山三十人殺し/曽田明宏


 PSYCHOSIS二度目の出演も去年と同じく酷い猛暑です。冷房をつけているとはいえ、わざわざこの蒸し暑さを助長させるように皆、本番に向け汗を流して稽古に取り組んでおります。



この文章を書いている時は、ちょうど稽古も折り返しに差し掛かっている頃で、今作は前作ドグラ・マグラから続投している役者と初めましての役者が大体半々ずつになっていて、やはり初めは学校のクラス替えの時のようなムードがあり、余所余所しさを含んだ空気が流れていましたが、今ではもうすっかり打ち解けムードが流れており、これは本番をいい形で迎えられそうだな。とは誰にも言わずに稽古場の隅で皆さんを見つめながらのど飴を舐めています。

集団の相性って大事ですよね。人間関係は芝居にも出ちゃいますよね。

 


さて、PSYCHOSISが上演する【津山三十人殺し】は高取英さんが書いた戯曲ですね。

高取さんは当時、津山事件の必読書といわれていた筑波昭さんの書いた本を基に戯曲を書いたみたいですね。ただ現在ではその筑波本は創作部分が多いという事が判明したみたいで、つまり創作本からの更に創作戯曲ということになるみたいですね。

そこから何冊か津山事件の本を読み漁るのですが、こうなりますと一旦、迷宮に入ることになります。筑波本を高取さんが考察して生まれた戯曲の言葉と別のノンフィクション作家達が探ってきたトイムツオ像とで多少ズレが生じてきて、演じる上で塩梅が難しいぜ。ってなるんですね。

そんな時にもう一度戯曲全体を見直すとやはり高取ワールドなんですね(偉そうに言ってますが高取さんと面識はありませんでした)

津山事件を演劇用に脚色してますが、ただ都合のいい様に面白おかしく書いてる訳ではないんですね。

高取版津山事件では都井に事件を起こさせずに生きていく未来があったのではないかという独自の追求があり。凄惨を極めた史実の中にも創作の世界では希望を盛り込もうとしているんですね。そして最後は観客をカタルシスへと導く流れになっているんだと思います。

事件踏まえた上で希望の可能性を示唆します。素敵な戯曲だと思います。

なので僕はもう文献を何冊も読み材料は十分揃っているのだから、後は高取戯曲に乗っかって自分なりのトイムツオをやりたいと思います。



さようなら



曽田明宏



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兇魔劇「TSUYAMA30ー津山三十人殺しー」

脚本 高取英(『〈津山三十人殺し〉幻視行』より)

演出 森永理科

音楽 krishnablue/EURO(SPEED-iD)

絵 岡庭秀之(開座)




カンフェティにて整理券番号付チケット発売中!



ADVANCE TICKET 4,300yen




STUDENT TICKET 3,000yen

カルテットオンラインにて取扱中




キャストがみたいなどはTSUYAMA30特設ページへ




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毎週土曜日21:00〜

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